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シスコシステムズ A&Dで成長を続ける

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※画像はイメージです

研究開発ではなく、A&Dで

シスコシステムズ(Cisco Systems Inc)は、米国カルフォルニア州サンノゼに本拠地を置く世界最大のコンピューター系ネットワーク機器ベンダーである。1984年に創業、スタンフォード大学の 2 つの学部のコンピューターを繋ぐ、という夫婦のアイデアからはじまった。

現在は、ルーターやスイッチ、セキュリティ機器からビデオ会議用端末まで、あらゆるネットワーク機器を提供している。日本市場においても企業向けネットワークの分野において圧倒的なシェアを誇る。

シスコは創業以来、(確認できた案件だけで)これまで100件以上のM&Aを行っており、M&Aが彼らの成長戦略の主軸であることは間違いないようだ。シスコの開発方針は「R&D(Research and Development )」ではなく、「A&D (Acquisition and Development)」とも言われている。

シスコといえば、昨年3月にシスコ製のスイッチ故障が原因で全日空の国内線システムに障害が発生した事件が記憶に新しい。多数の便で欠航・遅延が発生し、提携している航空会社を含め計719便、7万2100人に影響を及ぼした。

米国でも昨年8月、米国家安全保障局(NSA)がハッキングを受けたと報道されたが、シスコのバグを利用したものだったらしい。サイバーテロの脅威が増すなか、シスコはセキュリティ事業の強化に努めているようで、過去3年間(2014-2016)でセキュリティ関連企業を9社買収した。

IoT技術開発のジャスパーを14億ドルで買収

昨年の象徴的なM&Aは、ジャスパー(Jasper Technologies)の買収だろう。買収額はおよそ14億ドル(約1650億円)。IoT技術開発で実績を持ち、世界規模でクラウドベースのIoTサービスプラットフォームを提供している。自動車をはじめ、移動体通信、小売、セキュリティ、電力、運輸などあらゆる業界で導入されており、顧客にはフォード、アウディ、BMW、日産、GE、DHL、スターバックス、そのほかAmazonのKindleにもジャスパーの技術が採用されている。

シスコシステムズCEOのチャック・ロビンス氏は、今後もIoTの分野においてビジネスを加速させると明言しており、自社製品に取り込む技術を今後も積極的に買収していくようだ。

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