ハードからソフトへ、そしてモノからヒトへ

1911年6月、IBMの前身として米国ニューヨーク州ブルーム郡エンディコットに「ザ・コンピューティング・タビュレーティング・レコーディング・カンパニー (C-T-R : The Computing-Tabulating-Recording Company)」が設立された。C-T-Rは3つの企業が合併して誕生した。これを束ねたのがトーマス・ワトソン Sr.氏である。1924年のニューヨーク証券取引所に上場する際、International Business Machinesから頭文字をとってIBMと名づけた。

それから1世紀が経ち、IBMは世界のビッグカンパニーとなった。全世界の従業員数は約43万人。世界170カ国以上に拠点を持ち、売上高は約1,000億米ドル(11.2兆円)。大株主第一位は、ウォーレン・バフェット氏である(81,042千株、保有割合8.4%)。

かつてはサーバーなどの巨大な中央集権型コンピューターを中心としたハードウェア機器の販売が強みだったが、PC部門(2005年)とサーバ事業(2014年)をレノボへ売却。ハードウェアからソフトウェアへ、モノからサービスへとビジネスを変換してきた。クラウドビジネスを支える仮想化技術は、IBMにとって過去に蓄積されたノウハウが活きる分野であることがわかる。