ルネサスエレクトロニクス<6723>は25日に開いた2024年12月期第2四半期(中間)決算会見で、米アルティウムの買収手続を来週中(7月29日〜8月4日)に完了すると表明した。「第3四半期中に連結決算に組み込まれるが、業績見通しに大きな変更はない」(柴田英利社長兼CEO)という。
買収完了後は「一体的運営を強く意識し、積極的にインテグレーション(統合)を進めていく」と意欲を示す。アルティウムはプリント基板設計ソフトウエア「Altium Designer」を手がけている...
物言う株主(アクティビスト)として知られる香港投資ファンドのオアシス・マネジメントの猛威がこの夏も止まらない。株主提案を突き付けた先は調剤薬局トップのアインホールディングス、そしてドラッグストア準大手のクスリのアオキホールディングスだ。
3月期決算上場企業の定時株主総会が6月末をもって終了した。その数は全上場企業のほぼ6割にあたる約2260社。このうち、物言う株主などから株主提案があった企業は90社を超え、過去最多となった。株主提案への賛否はどうだったのか、点検してみる。
三井松島ホールディングスは、事業多角化のためM&Aを積極化する。同社は2024年3月に祖業の石炭事業から撤退しており、今後事業規模が大きく縮小する見込みのため、M&Aで新規事業を開拓し収益の柱に育てるのが狙いだ。
8年間で800億円もの赤字を計上しているスーパー事業のイトーヨーカドー。投資ファンドから成長を続けるコンビニ事業のセブンイレブンとの切り離しを要求され、新規上場によるカーブアウトの検討に入った。だが、果たして赤字企業の上場に成算はあるのか?