物言う株主(アクティビスト)として知られる香港投資ファンドのオアシス・マネジメントの猛威がこの夏も止まらない。株主提案を突き付けた先は調剤薬局トップのアインホールディングス、もう1社がドラッグストア準大手のクスリのアオキホールディングスだ。株主総会でオアシスと角を突き合わせるのはアインが今回初めて、クスリのアオキが2年連続となる。
アインは7月30日、本社を置く札幌市内のホテルで定時株主総会を開く。全8議案は会社提案と株主提案が各4つ...
ニデックは2030年(2031年3月期)にオーガニック(自社の経営資源を活用した成長)で7兆円、M&Aで3兆円の売上高を目指す、中長期の目標を明らかにした。 創業者の永守重信氏が退いたあとの新経営陣がまとめた。
6月27日は3月期決算上場企業の今年の株主総会集中日。経営陣の刷新や株主還元などを求める物言う株主(アクティビスト)との攻防戦も最高潮に達する。株主総会シーズンの最終盤を飾る注目会社にフォーカスする。
東宝がM&Aで攻勢をかけている。同社は2024年5月28日に映像制作会社のドラゴンフライエンタテインメントを子会社化することを決めた。この5日前の5月23日には、アニメーションスタジオのサイエンスSARUの子会社化を発表したばかり。
地図情報最大手のゼンリンは2024年4月に、地形などの3次元データをオンライン上で処理、解析できる建設、土木、測量現場向けのクラウド型ソフトウエアを手がけるローカスブルーを子会社化した。