今日になって振り返ると、その答えが、USスチール買収だったのかもしれない。この買収は中期経営計画におけるグローバル戦略に合致した案件で、USスチールの生産能力2000万トンが加わり、日本製鉄と合わせて8600万トン体制にアップすることで1億トン体制に近づく。また自動車用鋼板、電磁鋼板といった高付加価値品の製造技術を持ち、「(高級鋼も含めた)需要の伸びが確実に期待できる地域」「上工程から一貫した鉄源一貫製鉄拠点」といった同社が定めるM&Aの条件に該当するものだという...
物流業界最大手の日本通運の持ち株会社であるNIPPON EXPRESSホールディングスが、中期経営計画の目標として掲げる「非連続な成長」の実現に向け一歩踏み出した。