日本製鉄誕生の背景にあるのが、世界の鉄鋼業界の大きな変化だ。2000年以降の20年間で環境は大きく変化した。世界の粗鋼生産量は18億8000万トンに倍増したが、このほとんどが中国の経済発展によるものだった。中国鉄鋼メーカーの成長は著しく、2020年には世界の粗鋼生産量の約6割を中国が占め、上位10社中7社が中国勢となっている。
上位の顔ぶれが変わる中、2020年、5位に食い込こんだのが日本製鉄だ。減りゆく内需の一方で、新日鉄時代から、海外に出資して能力を増強...
物流業界最大手の日本通運の持ち株会社であるNIPPON EXPRESSホールディングスが、中期経営計画の目標として掲げる「非連続な成長」の実現に向け一歩踏み出した。