1492年に起きた3つの出来事で、知らぬ人はいない最大の事件が、コロンブスの初航海の成功である。希代の冒険家であり、起業家、そして野心家だったイタリア・ジェノバ出身のコロンブス。彼は、足掛け10年以上にわたる長い資金調達ラウンドを成功させ、自身が持つ大いなる仮説「西回りでのインド到達」に向けて旅立つ。
このコロンブスの初航海は、起業家が投資家から出資を募り、それによって航海を成功させた、最も初期の、最も成功したベンチャー投資案件だ。この成功は、しばしば株式会社の機能を効果的に説明する例としても話題に上がる...
今回のコラムは、「経営者の監視ができる仕組み」に関する現行のコーポレートガバナンス制度の有効性を前提としつつ、経営者の不正がなくならない原因について考えを述べてみたい。