スペイン国家の名誉のためにひとつ補足するならば、現代のスペインの人々にとってもこのユダヤ人追放は長く尾を引く歴史の蹉跌だ。
追放からおよそ520年後の2014年、スペイン政府は、1492年に追放したスファラディユダヤ人に対し、希望するすべての人に、スペイン国籍を認める法案を承認した。スペイン政府は、この法案の趣旨を「歴史の誤りを正すため」としている。筆者には、これは歴史に対する真摯な姿勢に思える...
今回のコラムは、「経営者の監視ができる仕組み」に関する現行のコーポレートガバナンス制度の有効性を前提としつつ、経営者の不正がなくならない原因について考えを述べてみたい。