NIPPON EXPRESSホールディングスは、2022年1月に日本通運の持ち株会社として発足。その際に2019年2月に策定した中期経営計画の名称を「NXグループ経営計画2023-非連続な成長“Dynamic Growth”-」に変更するとともに、翌2月に内容の見直しを行った。
この見直しでは大きな計画変更はせず、長期ビジョンの達成を目指すとする中で、改めて非連続な成長を強調し「海外におけるM&Aの強化」を目標に定めた。その具体的な取り組みの一つがカーゴ・パートナーの買収だった...
調剤薬局大手のクオールホールディングスはM&Aをテコに、周辺・関連領域に事業を広げてきた。その一つが4年前に進出した医薬品製造。今年5月、同社として過去最大となる企業買収を発表したが、ターゲットに定めたのは医薬品メーカーだった。
中堅ゼネコン(総合建設会社)のナカノフドー建設はその社名が示すように、2つの建設会社の流れをくむ。旧ナカノコーポレーションが旧不動建設の建築事業を買収し、ナカノフドー建設として再出発したのは2004年。以来、M&Aとは無縁だった同社だが、今年、ほぼ20年ぶりに企業買収に踏み切った。
戸田工業は2023年に創業200周年を迎える。ベンガラと呼ばれる酸化鉄生産で創業した同社は磁気テープ用材料で成長、リチウムイオン電池素材などの最先端技術で注目されている。老舗でありながら最先端を走る同社が取り組む新旧両面にらみのM&Aとは。
化粧品口コミサイトや、化粧品の実店舗、EC(電子商取引)サイトなどを運営するアイスタイルが、180億円を超える資金調達を実施し、メディア、店舗、ECの連携や、ネットワークの拡充などを通じた競争力強化に乗り出した。