今、巷ではこれが最も流行っているのではと思われる。実はタピオカがブームになるのは今回が3度目。過去2回(1992年~93年頃、2008年~09年頃)は景気後退や株価急落の局面とほぼ一致するため、今回もと世間ではささやかれている。
もっとも、エコノミストの人達は「タピオカブームと景気や経済の因果関係はない」と冷静に反論しそう。先日、私が会ったファンド関係者も「具体的根拠のないアノマリーであり、金曜日の夜にジブリ作品を放映すると、週明けの東京市場が大荒れになることが多いという『ジブリの呪い』などと同じ類いのものだ!」と声を荒げていた。なんたって「アノマリー」だから…?
〇大納会で取引量が多い銘柄は、大発会も強い値動きをする。
〇サンタクロースラリー(12月25日から7営業日)は株価が上がりやすい。
〇11月に投資して4月に売る(ハロウィン効果)。
〇日経平均株価が10連騰以上するとバブルになる。
〇1月に上昇した銘柄は年間パフォーマンスがよい。
アノマリー投資は過去の実績・経験に基づいて説明されるため、聞き側としては納得しやすい面がある。ただし、今日の投資(株価)は未来を先取りしているという事実を忘れてはいけない。結局はよくわからない…だから相場は楽しいのではないだろうか。
文:晴れの国トレーダー
施工不良問題に揺れるレオパレス21の株価が上昇している。きっかけは投資会社レノの「買い」だ。レノは旧村上ファンドの関連会社で、いわゆる「モノ言う株主(アクティビスト)」。レノが買い増す理由とは?