貸会議室大手のティーケーピー(TKP)が成長軌道への回帰を鮮明にしつつある。コロナ禍で業績後退を余儀なくされ、鳴り物入りで外資から買収したレンタルオフィス事業も手放した。苦境をくぐり抜け、足元の業績には力強さが戻ってきた。M&Aも今年再開し、年間2件のTOB(株式公開買い付け)を繰り出した。
TKPは12月19日付で婚礼事業大手のノバレーゼを子会社化した。TOBの成立に伴い、所有割合をこれまでの33%から60%に高めた...
三共生興は、英高級ブランドの「DAKS」や、フランス高級婦人ブランド「LEONARD」に次ぐ新たな高級ブランドの開拓に乗り出した。主力事業であるファッション関連事業のグローバル展開を加速することで、安定的な成長を目指すのが狙いだ。
ファミリーレストランが誕生して60年超。老舗の一つが1962年4月に創業した、ことぶき食品有限会社。現在のすかいらーくホールディングスである。現在28のブランドチェーン、2964店舗を展開。過去も未来も、M&Aは成長の原動力の一つだった。
佐川急便を傘下に持つSGホールディングスは、国内、海外ともに絶え間ないM&Aを実行し事業を拡大してきた。新中期経営計画「SGH Story 2024」では、「持続可能な成長を実現する次世代の競争優位性創出」を基本方針にビジネス拡大を図る。
ヒューリックは個別指導塾「TOMAS」などを運営するリソー教育を5月28日に子会社化した。不動産を軸として、教育、健康、観光など多様な分野に進出しており、ビジネスの拡大とともに今後もM&Aの出番がありそうだ。