医療費削減の流れを受けて、厚生労働省が患者負担額を引き上げることになった医薬品がある。それは最先端のがん治療薬でもなければ、アルツハイマー病をはじめとする認知症治療薬でもない。皮膚薬で、しかも重症患者向けの特殊な薬剤ではなく、かかりつけ医が通院患者に処方する、ごくありふれた医薬品だ。「ヒルロイド」がそれ。
この皮膚薬を製造・販売しているのがマルホ(大阪市)。1915年創業の「百年企業」だが、巧みな業務提携とM&Aで成長を続けている。
「ヒルドイド」は保湿用塗り薬...
テレビ東京ホールディングスは、放送だけに頼らない収益構造の改革に取り組んでおり、その実現のために放送、アニメ、配信の 3分野で相乗効果を生み出す「トライブリッド経営」を推進中だ。