不動産大手のヒューリック<3003>が、個別指導塾「TOMAS」などを運営するリソー教育を5月28日に子会社化した。資本・業務提携を締結していたリソー教育をTOB(株式公開買い付け)と第三者割当増資の引き受けを組み合わせて傘下に迎えた。同社は不動産を軸として、教育、健康、観光など多様な分野に進出しており、その局面でM&Aの出番がありそうだ。
ヒューリックのM&Aには資本・業務提携から買収に踏み込む、一つの“流れ”がある...
会社設立から約5年で20以上ものM&Aを行い急成長を遂げたGENDA。同社のM&A案件を見ると、主軸のアミューズメントゲームにとどまらず、映画、フード、ビバレッジと外縁を広げているかのように見えてくる。
ロート製薬がおよそ1年半ぶりにM&Aに踏み切ることになった。同社は2024年6月に、シンガポールの漢方薬製造販売会社のユーヤンサンを買収すると、2024年4月に発表した。
東陽テクニカがM&A攻勢を強めている。2008年以降は2件だったが、2023年に入ってから4件のM&Aを続けざまに実施した。今期で修了する中期経営計画「TY2024」では「M&Aによる事業拡大」を打ち出しており、アクセルを踏み込んだようだ。
ゼネコン(総合建設会社)準大手の戸田建設がM&Aにアクセルを踏み込んでいる。照準を合わせるのは「海外」と「再エネ」。国内建設市場が縮小に向かう中、成長領域での展開を加速する狙いだ。