東京モーターショーは、もう一つの課題を抱えている。出展者数が1995年の361社をピークに1999年には300社を割り込み、リーマン・ショック直後の2009年からは200社を割り込んだままだ。出展者が支払う小間料は入場料と並ぶモーターショーの収入源で、その落ち込みはショーの運営に深刻な打撃を与えかねない。
さらに出店者数と入場者数は密接な関係がある。入場者数が減少するとPR効果が低下するため出展者数が減少し、そうなると展示物が減るために入場者も減少するという「悪循環」に陥るのだ...
ようやく春が訪れた北海道で、悲惨な水難事故が起こった。4月26日に遊覧船「KAZU I」が知床半島のカシュニの滝沖で沈没、船長・甲板員と子供2人を含む乗客24人の合計26人が遭難したのだ。この事故が全国の遊覧船事業に深刻な影響を与えそうだ。
日産自動車の高級セダン「シーマ」が、今年の夏をめどに生産中止することが明らかになった。「シーマ」と言えば、バブル景気を代表する高額商品として注目された。とはいえこれで国産高級車が消滅するわけではない。「次のステップ」が目前に迫っているのだ。
バルミューダが満を持してと投入したスマホの「バルミューダフォン」が、製造を委託した京セラから「技術基準適合認定の認証について確認すべき項目がある」との報告を受け、販売を一時停止した。なぜか国産スマホベンチャーには「不運」がつきまとっている。
2021年(2021年1月1日~12月21日)の外食・フードサービス業界は、コロナ禍の厳しい風にさらされ続けた。M&Aの発表件数は2年連続で減少し、2012年以降の10年間では最低となった。