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相次ぐデータ改ざんはオーバースペックの反動か

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「品質はタダ」の日本的慣行が不正を生む

 神戸製鋼や東レハイブリッドコード、三菱電線工業などの品質検査データの改ざん事件では、ほとんどの顧客企業が早々と「安全性に問題なし」との安全宣言を出している。そうなると「そもそも買い手側の品質要求は適正だったのか」という疑問が浮かんでくる。実は「日本企業の品質要求は過剰だ」との指摘は、以前からあった。

 かつて日本企業と取引があった外資系部品メーカー幹部は「日本のメーカーは品質はタダだと思っている。必要のないような高スペックを低コストで要求してくる...

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