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投資ファンド・インテグラルの出資先で飲食店運営のOUNHが倒産

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※画像はイメージ

総資産40億円に対して債務超過額が80億円に

そこに新型コロナウイルス感染拡大が襲い掛かります。

飲食店は時短協力金や雇用調整助成金などの支援を受けることができました。そのため、営業利益は出なくても、営業外収益を加味した経常利益が出る会社は少なくありませんでした。

しかし、TBIホールディングスは全く利益が出ていません。

■コロナ禍のTBIホールディングスの業績

※「当社親会社である株式会社TBIホールディングスとの業務提携契約の解消のお知らせ」より

2021年3月期は31億2,100万円の純損失を計上。27億5,600万円もの債務超過に陥っています。翌年には債務超過額が50億円以上にまで膨らんでいます。破産時には総資産が39億5,100万円、債務超過額が81億4,500万円にまでなっていました。

ホリイフードサービスは2023年5月31日にTBIホールディングスとの業務提携契約を解消しました。

2023年6月30日にTBIホールディングスからOUNHに商号を変更しています。7月28日に破産開始の申し立てを行いました。負債総額は92億800万円。ホリイフードサービスはOUNHから人的関係、取引関係はなく、経営は独立しているために業績への影響はないとしています。

TBIホールディングスのような駅前や繁華街の大型店を得意とし、宴会需要を獲得している会社は他にも数多くあります。OUNHの倒産は、このビジネスモデルの崩壊を予感させるものとなりました。

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