労務DDの事例としていくつか例を挙げてみる。労基法では使用者に対していろいろな帳簿作成を義務付けているが、代表的な帳簿は法定三帳簿(賃金台帳、出勤簿、労働者名簿)である。
①賃金台帳に労働日数や労働時間が正確に記載されているか、②出勤簿は3年間保管されているか、③労働者名簿は各事業所ごとにアルバイトも含め記載されているか、といった基本的な項目に加え、④雇入通知書の内容が法令に従って明示されているか、⑤就業規則の周知方法が適確か、⑥労使協定は従業員代表と書面で契約しているか、といったこと等が調査対象になる...