「会計士は自由に生きられる」女性会計士3人が本音で語る

※この記事は公開から1年以上経っています。
alt
3人の女性公認会計士。左から細田聖子さん、鈴木晴子さん、吉田由佳さん

予備校で何年も頑張るのはそう難しくない

細田 「私は2012年に会計士として登録したのですが、少し変わっています。中国で日本語教師をしたあと2回転職し、OLをしていました。コンサルティングの会社で会計士の案件を担当することになり、初めて会計士という職業に出合った。これがきっかけで日本の会計士を目指そうという気になりました。最初は上海で働きながら、2年くらい勉強していましたが、試験に受かりませんでしたので、会社をやめて帰国し、予備校に通い始めました。2年後の2010年に合格しました」

「会計士として登録した2012年から働き始めた中国の会計士事務所では、夜中の2時、3時まで明かりがついていて、みんな仕事をしていました。ここを1年で転職し、以前OLをやっていた香港の会社に入社しました。1年ほどして、同じ会社の上海事務所に移り、今年4月末まで大阪の会計事務所で働いていました。ここでも中国の会社を担当していました。5月に独立して島根県の実家で会計士事務所を開きました」

自営業の実家をサポートしたいという吉田由佳さん

-吉田さんはどのような経緯で会計士を目指したのですか。

吉田 「私は実家が自営業なので経理とか税務などを幅広く知ってサポートしたいという気があり、学生時代から会計士を目指しました」

-鈴木さんはいかがですか。

鈴木 「私は大学を卒業して一般の会社で3年勤めていました。働いてみると、思っていたのとは違っていました。また不満を持って働き続けている先輩を見ていると資格を取ってキャリアアップしたいという気持ちになりました。もう少しいい働き方をしたいなと思ったからです。そこで、3年勤めていた会社をやめて6 年間勉強して資格を取りました。会社をやめてしまうと、もう受かるまでやるしかありません。予備校で何年も頑張るのはそう難しくありません。周りにそういう人がたくさんいますので」

NEXT STORY

アクセスランキング

【総合】よく読まれている記事ベスト5