現在は「おのみち歴史博物館」となっている旧尾道銀行本店(igamania/写真ac)
広島に原爆が投下され、市内一円は壊滅状態になった。銀行も例外ではない。広島銀行の資料などによると、1945年8月当時、16あった本支店のうち11の本支店が全半焼し、450人いた行員のうち144人が亡くなったという。筆舌に尽くしがたい惨状に広島の街も金融機関も打ちのめされた。

このとき芸備銀行は今も歴史的建造物として残る日銀旧広島支店の営業室20坪ほどをすぐに借り受けた。そして原爆投下からわずか2日後の8月8日午前10時、日銀から机・椅子などの調度品も借りて営業を再開した...