クロスボーダーM&A後の人事戦略シリーズ第2回は、海外子会社での不正や横領などのコンプライアンス問題について、人事的な側面からその予防方法を解説します。
コンプライアンス対策といえば、業務プロセス上のチェック機構や承認プロセスの強化、本社のコンプライアンス担当部署が中心となって行う倫理規程の整備、通報制度の設置、社員教育が一般的です。こうした取り組みがあるのとないのでは、社員のコンプライアンスに対する意識が大きく違ってきます。
しかしそれでも、海外子会社の日常を観察することができないため、本社にとって不安が残ります...
M&Aや組織再編の場面で使われる会社分割。厚生労働省は、会社分割に伴う労働契約承継法に関連し、施行規則の一部を改正する省令を制定しました。2016年9月1日から施行・適用されます。