一神教と疫病とコーポレートファイナンスⅨ│間違いだらけのコーポレートガバナンス(20)

※この記事は公開から1年以上経っています。
alt
ユダヤ人は税債権の証券化スキームを編み出した(写真はイメージ)

ギリギリの共存における知恵と「バルセロナ討論」

このように、11~13世紀のイベリア半島において、ユダヤ教徒、とりわけ宮廷ユダヤ人の知恵と財産は、キリスト教勢力がイスラム掃討運動を有利に進める中で必要不可欠なものだった。そして両者は常に緊張と対立、そしてキリスト教徒による一方的な迫害が散発し続けながらも「ギリギリの共存」を図っていったと筆者は考えている。

しかし、ユダヤ教徒の教義とキリスト教徒の教義には、根本的に相容れないことは言うまでもない...

この記事は会員専用です。
無料会員に登録して、今すぐ続きをチェックしよう!
会員登録をする(無料)

NEXT STORY

アクセスランキング

【総合】よく読まれている記事ベスト5