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『損をしない会社売却の教科書』|編集部おすすめの1冊

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数あるビジネス書や経済小説の中から、M&A Online編集部がおすすめの1冊をピックアップ。M&Aに関するものはもちろん、日々の仕事術や経済ニュースを読み解く知識や教養として役立つ本も紹介する。

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中小企業のためのM&A戦略『損をしない会社売却の教科書』江野澤 哲也 著

まえがきにある「オーナー経営者にとって、会社の売却は人生後半の大仕事です。その大仕事を業者に丸投げするのではなく、M&A の目的やシナリオをしっかりと見つめ直し、一つひとつのアクションを理解しながら進めることが大切です。その際の参考としてこの本を利用していただければ幸いです」。この文章が本書のすべてを言い表している。

会社を売ろうとしているオーナー経営者がどのようにすれば、失敗することなくM&Aを実現できるのか、その視点で全編が構成されている。

「なぜM&Aをするのか?」「仲介方式の問題点は何か?」「相対取引がベストの進め方か?」「アドバイザーとの契約内容は適切か?」「具体的にどう事前準備を進めるのか?」「最良の相手はどのように探せばいいのか?」「どうすれば最終構想をスムーズにまとめられるのか?」といった疑問に、筆者がこれまでに経験した実際のM&A の事例とともに回答を示している。

とくに「具体的にどう事前準備を進めるのか?」には他のテーマの2倍以上の50ページと、最も多くのページを割いており、全体の22%ほどを占めた。

「最終的に買える会社」と「買いたいだけの会社」の比較や、「買い手が注視するポイント」など、売り手の立場に立った内容を貫いているが、売り手と買い手は同じ土俵に立っているため、売り手だけでなく買い手にとっても役立つ情報が少なくない。

ビジネス社刊、1400円(税別)

文:M&A Online編集部

M&A Online編集部

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2019/01/02

東証「適時開示」ベースで、2018年12月の買収件数は63件。日立製作所がスイスの重電大手ABBの送配電事業を7140億円で取得するのを筆頭に、日本企業による海外M&Aは12件。再建中のパイオニアは香港投資ファンドの傘下入りが本決まりに。