トップ > ライフ > おすすめ本 >経済学者・伊藤元重が推薦!“日本経済、世界経済のこれからを読む”ための本

経済学者・伊藤元重が推薦!“日本経済、世界経済のこれからを読む”ための本

※この記事は公開から1年以上経っています。
alt
※画像はイメージです

ハイブリッド型総合書店「honto(ホント)」で好評の「ブックツリー」は、本の専門家たちが私たちの“関心・興味”や“読んでなりたい気分”などに沿って、独自の切り口で自由におすすめの本を紹介する企画です。 そんな数あるブックツリーの中から、ビジネスパーソン向けのものを編集部が厳選! 教養や自己啓発、ビジネスの実践に役立つものをピックアップしてお届けします。

“日本経済、世界経済のこれからを読む”

ブックキュレーター:経済学者 伊藤元重

ここに挙げた7冊は、経済・ビジネスの世界で関心の高いテーマをやさしく解説しています。日々の経済ニュースだけではわからない、変化の本質を理解する手助けとなる本です。

伊藤元重が警告する日本の未来

伊藤元重が警告する日本の未来

AI、IoTが生み出す勝者と敗者、世界的な保護主義の拡大、働き方改革、生産性をどう引き上げるか、穏やかなインフレで財政再建できるか・・・いま直面している問題の本質と将来の方向性をしっかりとつかめる内容です。


経済大変動

経済大変動

最新ITと企業、日本経済、グローバル経済から60のトピックを選んで解説しました。私自身が現場を歩いて取材した話も盛り込んでいます。読者の皆さんに、日々の動きに惑わされることなく、変化の本質を見極めていただければと思います。


実践 行動経済学

実践 行動経済学

著者のひとりのセイラー教授は、2017年のノーベル経済学賞受賞者です。行動経済学は人間が不合理な面を持つことを前提として考えますが、その知見を政策につなげるという視点で、興味深い分析を提示しています。


中国バブルはなぜつぶれないのか

中国バブルはなぜつぶれないのか

中国経済をまとまった形で分析した本はあまり見つからないのですが、本書は米国で研究を重ねた中国人経済学者がそのバブルの実態を明らかにしています。経済成長を最大の目標とする仕組みや、なかなか弾けないバブルの背景を理解する助けになります。


人口と日本経済 長寿、イノベーション、経済成長

人口と日本経済 長寿、イノベーション、経済成長

人口が減少すると、国は衰退するのでしょうか?著者は「経済学の答えは『ノー』だ」といいます。経済成長のカギを握るのはイノベーションであり、日本にはそのチャンスがあると述べています。同時にさまざまな議論もバランスよく解説しています。


LIFE SHIFT(ライフ・シフト)

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)

長寿化が進み、多くの人が100年以上生きる社会になりつつあります。そこでは教育、仕事、お金、時間などについて大きな発想転換が求められます。成長至上の次に来る、新しい生き方とは?働き方改革の議論などにもヒントを与える本です。


っさと不況を終わらせろ

さっさと不況を終わらせろ

2008年のリーマン・ショックで不況に突入した世界経済をどうするか?原書刊行は2012年ですが、デフレ、低成長、財政赤字といった問題の本質と解決策を考えるとき、本書から学べることは多いと思います。



ブックキュレーター:経済学者 伊藤元重

伊藤元重

東京大学名誉教授。学習院大学国際社会科学部教授。1951年静岡県生まれ。東京大学経済学部卒。1979年ロチェスター大学大学院経済学博士号(Ph.D.)取得。東京大学大学院経済学研究科教授を経て、2016年より現職。専門は国際経済学、ミクロ経済学。

※本記事はhonto「ブックツリー」より転載

NEXT STORY

アクセスランキング

【総合】よく読まれている記事ベスト5