ではベイリー・ギフォードはどのような分野の日本企業に投資しているのだろうか。
投資実績のある75社のうち現在、最も保有割合が高いのは美容関連情報サイトを運営するアイスタイルの14.03%。次いで決済などのインターネットインフラを手がけるGMOインターネットの13.96%、ネット証券などを展開するSBIホールディングスの13.41%と続く。
投資先企業の業種はサ-ビス業17社、情報・通信16社、電気機器8社、小売業6社、機械5社、その他23社といった具合で、保有割合上位10社中5社が情報・通信業だった。
大量保有報告書を見ると、投資の傾向が見えてくる。今後ベイリー・ギフォードがどのような企業に投資してくるだろうか。
【ベイリー・ギフォードの保有割合上位10社】2020年1月28日現在
順位 | 提出日 | 対象企業 | 業種 | 保有割合 |
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1 | 2019/04/23(火) | アイスタイル | 情報・通信 | 14.03% |
2 | 2019/10/15(火) | GMOインターネット | 情報・通信 | 13.96% |
3 | 2019/10/15(火) | SBIホールディングス | 証券 | 13.41% |
4 | 2019/03/19(火) | ロコンド | 小売 | 13.1% |
5 | 2017/03/28(火) | ネクスト | サ-ビス | 12.5% |
6 | 2018/12/18(火) | ブロードリーフ | 情報・通信 | 11.13% |
7 | 2019/10/09(水) | サイバーエージェント | サ-ビス | 10.87% |
8 | 2018/11/27(火) | ピジョン | その他製品 | 10.75% |
9 | 2020/01/22(水) | gumi | 情報・通信 | 10.67% |
10 | 2019/12/02(月) | コロプラ | 情報・通信 | 10.55% |
文:M&A Online編集部
インベスコが日本の株式市場で行っている取引が2016年以降、縮小傾向にあることが大量保有報告書の届け出状況から見えてきた。