2019年9月の大量保有報告書の提出件数は874件で、このうち株式の保有割合を増やしたのが266件(構成比30.4%)、新規保有が163件(同18.6%)、保有割合を減らしたのが384件(同43.9%)、契約の変更などが61件(同7.0%)となり、増加と新規の合計が減少を45件上回った。 

増加と新規の合計が減少を上回るのは2カ月連続で、前年同期(2018年9月、増加と新規の合計が減少を17件下回った)と比べても増加と新規の合計が減少を大きく上回った。 

M&A Online編集部が構築した「大量保有報告書データベース」で集計した。 

2018年9月2019年8月2019年9月
増加 255 252 266
新規 201 174 163
減少 473 393 384
変更 69 45 61
合計 998 864 874
増減 -17 33 45

【増加は株式の保有割合を増やした件数、新規は新たに株式を保有した件数、減少は株式の保有割合を減らした件数、増減は増加と新規の合計から減少を引いた件数】

増加と新規の合計から減少を引いた件数の推移(2019年)


エリオットが3度買い増し

9月は米投資ファンドのフォートレス・インベストメント・グループがTOB株式公開買い付け)による買い付けを行っている不動産・ホテル業のユニゾホールディングスを巡り活発な動きが見られた。 

8月に新規保有し、さらに8月中に4度買い増したエリオット・インターナショナル・エルピーが9月も3度買い増し、保有割合を13.14%にまで高めた。バークレイズ・キャピタル・セキュリティーズ・リミテッドも新規に株式を保有し、保有割合を6.19%とした。 

フォートレス・インベストメント・グループは10月3日に、10月7日までとしていた買付期間を10月17日まで延長した。一方、ユニゾホールディングスは9月27日に、フォートレス・インベストメント・グループによるTOBへの賛成を撤回し、留保に変更している。

レオパレスにも動き 

施工不良問題を抱えるレオパレス21についても動きが見られた。投資会社のアルデシアインベストメント(東京都中央区)が3度買い増し、保有割合を15.09%に高めた。モルガン・スタンレー・アンド・カンパニー・インターナショナル・ピーエルシーは0.07%売却したあと1.28%買い増し保有割合を9.02%に高めた。 

3カ月間、動きのなかった旧村上ファンド系のレノは5.63%手放し保有割合を10.54%に下げた。Odey Asset Management LLPも1.4%売却し、保有割合は15.46%となった。

文:M&A Online編集部