(株)アリーズコーポレーション(TSR企業コード:320834247、法人番号:8040001051246、千葉県)は、書店などを経営していたが業績不振からFCに加盟し、デイサービスセンターを開設した。しかし、初期投資に見合った営業収益を確保できずに5月25日に破産開始決定を受けた。
(株)松井組(TSR企業コード201003520、法人番号5110001020287、新潟県)は、土木工事会社だったが、建設事業の低迷を補うため介護福祉事業に参入した。最近は介護福祉事業を主力としてきたが業績が改善せず、先行きの見通し難から5月13日に破産を申請した。
アムール(株)(TSR企業コード:352695595、法人番号1021001047028、神奈川県)は、定員10名のデイサービスセンターを運営し、送迎車2台を稼動させていた。しかし、小規模施設で採算確保が難しく、人件費等の負担も重く1月13日に破産開始決定を受けた。
2016年の「老人福祉・介護事業」の倒産は過去最多ペースで推移している。2015年4月改定の介護報酬は、基本報酬がダウンした一方、充実したサービスを行う施設への加算が拡充された。しかし、小規模事業者では加算の条件をなかなか満たせないところが多い。特に、新規参入した事業者の多い定員10人以下の小規模デイサービスは基本報酬の下げ幅が大きく、その影響が顕在化しつつあるようだ。
アサヒビールだけではない。2015年9月に締結されたJTによるNatural American Spiritの買収が記憶に新しいところだが、日本企業による海外大型買収最新5選を振り返る。