60社の連結営業利益は、合計9,474億5,100万円(前期比75.6%増)で、3期連続で増益となった。2013年3月期(1,862億5,000万円)と比較すると約5倍増と大幅な増収を果たした。
60社すべてが営業黒字を計上し、50社(構成比83.3%)が増益、減益は10社(同16.6%)にとどまった。増収増益は41社(同68.3%)、減収減益は7社(同11.6%)で、前期より増収増益は7社増え、減収減益は2社増えた。
連結当期純利益は、合計6,190億3,900万円(前期比66.8%増)で、4期連続で増益となった。2012年3月期(484億800万円)と比べると約13倍増と大幅な増益を実現している。
60社すべてが当期純利益で黒字を計上したが、このうち45社(構成比75.0%)が最終増益、15社(同25.0%)が最終減益だった。増収で最終増益は35社(同58.3%)、減収で最終減益は6社(同10.0%)だった。
ゼネコン各社は市場拡大を背景に利益重視の受注を徹底しており、さらに労務費や資材価格が落ち着いてきたことで採算性が大きく改善した。
連結当期純利益ランキングは、大成建設が前期比約2倍増の770億4,500万円で1位(前期1位)。2位は同4.7倍で723億2,300万円の鹿島建設(同6位)、3位は同2.2倍の大林組が634億3,700万円(同3位)、4位は同1.7倍で593億2,200万円の清水建設(同6位)。
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2015年はフランスを視察、在宅医療の関係者にヒアリングし、現場にも足を運びフランスも日本と似たような問題を抱えていることに気付かされたという、高齢者住宅新聞社の網谷敏数社長に伺う、最終回。