オイシックス
オイシックス


業界の寡占化を着実に進めるオイシックス

オイシックスは、2017年に同業の大地を守る会と経営統合しました。オイシックスの会員数は14万人、大地を守る会が10万人。市場を食い合う戦略を改め、手を結んで市場を拡大する方向へと進みました。

そして、らでぃっしゅぼーやの買収です。同社の会員数は16万人。大地を守る会とらでぃっしゅぼーやを飲み込んだオイシックスは、巨大な有機野菜提供者となりました。

売上規模は580億円前後になると予想されます(オイシックス18年3月期予想380億円+らでぃっしゅぼーや200億円)。宅食の王者ヨシケイの売上高800億円に続いて、業界2位を獲得した形。

オイシックスが、上場企業の一つのマイルストーンである、1000億円企業に成長できるかどうか。それは、農家とのネットワークと巨大な会員を獲得した同社が、市場規模の拡大へとリソースをさけるかどうかにかかっています。

イタリアは有機畑の割合が8.6%、ドイツが6.1%。日本の0.22%と比べると3~40倍もの数字です。伸びしろは確実にある。それはユニクロをはじめとした数々の大企業が参入したことで、充分すぎるほどよくわかっています。

有機野菜という凄まじい手間や農業の規制、通信インフラの未整備を乗り越えられるか。そこにオイシックス成長の鍵が隠されていることは間違いありません。

文:麦とホップ@ビールを飲む理由