世の中はスマホからIoTだ

クアルコム

スマートフォン向け半導体大手のアメリカのクアルコムが、同業でオランダの半導体大手のNXPセミコンダクターズをおよそ370億ドルで買収すると関係筋が明らかにしました。

もし買収が実現すれば半導体業界ではソフトバンクのARMに続いて大きな動きになります。

スマホからの脱却

10月21日のロイターによれば、スマートフォン向け半導体大手のクアルコムは、同業のオランダの半導体大手NXPセミコンダクターズをおよそ370億ドルで買収を検討しているとして、その合意も近いとし、数日中にも発表される可能性があると伝えました。

今回の買収が実現すれば、クアルコムはNXPに対して1株当たり現金で110ドルを支払う予定となっています。この買収価格に関してはクアルコムに有利であると投資家は考えているようです。

買収報道を受けてクアルコムの株価は当日約2%の上昇を見せました。

クアルコム 株価

一方、NXPは3%安で取引されました。

NXP 株価

クアルコムはスマホ向け画像処理半導体で急成長してきました。

しかし近年はスマホ販売の減速に加えて、中国や台湾などとの競争にさらされている影響を受けています。

スマホ市場が急速に成熟したため、クアルコムだけではなく、半導体メーカーは次の戦略を考えなくてはなりません。その戦略の一つがIoTということになるかもしれません。

今回の買収が実現すれば、クアルコムはNXPが展開している自動車メーカー向けの半導体で有力な企業となり、スマートフォン向け半導体の大きなシェア依存から、別分野へ領域を広げることができます。