「日本のM&A。その潮流」(後編)では、日本ならではのM&Aの特徴とその背景について伺う。日本と海外の雇用慣行の違いを発端とした、日本特有のM&A事情とは――
――直近の日本におけるM&Aの特徴をどのように捉えられていますか。 大規模なM&Aの中心は、インイン(In-in:国内企業間のM&A)からインアウト(In-out:国内企業による海外企業をターゲットとしたM&A)へシフトしています。また、2005年以降の一貫した傾向としては、合併よりも買収が多いというのが特徴です...
日本のM&Aにとって、一つの節目の年代だった1999年。99年以降、現在の3大メガバンクを中心とした大規模な銀行再編など、統合型のM&Aが多く行われ、自社株式を用いた買収が頻繁に行われた。近年の日本のM&Aを宮島教授に問う。