1年目で支店長代理になることができれば、その後はグループ長や副支店長・支店長への道が開けてくる。大体年収は、グループ長や副支店長で1200万円程度、支店長で1600万円程度だ。
ちなみに、課長は支店長代理と同じ職責になりますので年収は変わらない。
もし支店長代理になれなかった場合、年収は600万円からほとんど上がらないので同期の間でもなんと1000万円もの差ができることになる。
同期の3分の1が、支店長代理資格を得る1年目で支店長代理になると説明したが、メガバンクの同期は非常に優秀な人が多い。この優秀な同期の中で、実績をしっかり残しておくことは非常に大変なので覚悟しておいたほうがよいだろう。
もちろん、東京大学や京都大学などの国立のトップ大学を卒業している人の場合、一般の銀行員とは違うルートを歩むので、ほとんどの人が支店長代理に1年目になることができる。
しかし、早稲田大学や慶応大学、MARCH(マーチ、明治、青山学院、立教、中央、法政の5私大)などの大学の場合、一切特別扱いはないので実力勝負だ。
多くの方が、せっかく銀行に入ったのだからせめて支店長にはなりたいと思っている方が多いだろう。
支店長はまさに一国一城の主。部下を自由に使うことができるため非常にやりがいのある仕事だ。
もちろん業績等の責任は全て支店長が負うことになるので大変な仕事ではあるが年収も高く、社会的立場も高いので多くの銀行員の憧れだ。
ではこの支店長になるためにはどのようにすれば良いのだろうか?
営業店である支店で実績を上げて支店長になる方もいるが、多くの場合は本部の花形部署から支店長になるケースが多い。
本部の花形部署に行くためには、やはり営業店での実績が非常に重要になる。営業店で図抜けた実績を上げることができれば本部の花形部署に異動することができるのだ。