「飛行機」と「航空機」はどう違う?|つい混同しがちな単語5選
一見よく似た単語で、普段はあまり気に留めていないが、実は少しばかり意味が違う場合がある。例えば、「飛行機」と「航空機」。「預金」と「貯金」もしかり…。どう使い分けたらいいのだろう?
「余分なぜい肉」「価格を値上げ」…。どこか引っかかると思ったら、重複(二重)表現。そもそも余分な肉が「ぜい肉」。後者も「値上げ」「価格を上げる」とすれば、すっきりする。日本人もつい間違う、気を付けたい重複表現とは?
夏の甲子園大会が8月10日(9日から順延)に始まる。新型コロナウイルスの感染拡大で昨年は中止となり、2年ぶりの開催だ。炎天下のもと、高校球児の熱い戦いが繰り広げられる。おなじみのフレーズに聞こえるが、実は重複表現が含まれている。「炎天下のもと」がそれ。炎天下は「炎天のもと」を表す。単に「炎天下」とするか、「炎天のもと」としたい。
今年の甲子園の入場者は一般客を入れず、学校関係者だけ。コロナ禍でなければ、連日、ざっと数万人の大観衆で賑わったと言いたいところだが、「ざっと数万人」にちょっとした表現ミスがある。ざっとは「およそ」「大まかに」のこと。したがって「数万人」だけにするか、ざっとを使うのであれば「ざっと4万人」とか目安の数字を示す必要がある。
「およそ1時間ほど」「約1年ほど」「第1回目」なども似たケース。「およそ」と「ほど」、「約」と「ほど」、「第」と「目」がそれぞれかぶっており、どちらかを省きたい。また、デートの待ち合わせ時間を「6時過ぎ頃」などと丁寧に言葉を重ねたい気持ちは分かるが、「6時過ぎ」あるいは「6時頃」とするのがスマートだ。
同様に、「各世帯ごとに」は「世帯ごとに」か「各世帯に」に、「毎週ごと」も「毎週」か「週ごとに」としたい。
普段何気なく使っている「従来から」や「かねてから」も落とし穴的存在。従来は「以前から」、かねても同じく「以前から」という意味。「から」をつけずに、「従来」「かねて」というのが正解だ。
動詞的表現では「あとで後悔する」「あらかじめ予告する」「加工を加える」「伝言を伝える」「発売を開始する」「被害を被る」などが代表的。知らず知らずのうちに使っているに違いない。後悔する、予告する、加工する、伝言する、発売する、被害に遭う、という具合にシンプルに表現したい。
くれぐれも、自分の語彙力を「過信し過ぎる」(✖、正しくは「過信する」)ことのないようにしたい。
文:M&A Online編集部
一見よく似た単語で、普段はあまり気に留めていないが、実は少しばかり意味が違う場合がある。例えば、「飛行機」と「航空機」。「預金」と「貯金」もしかり…。どう使い分けたらいいのだろう?
野球の本場・米国。最高峰の大リーグでプレーする日本人選手も今では後を絶たない。“舶来品”の野球が日本で始まったのはいつなのだろうか。答えは都内の意外な場所にあった。
東京区部といえば、東京23区のこと。これだけ数があると、東京に長年住んでいる人でも、すべての区の名前がすらすら言えるとは限らない。しかし、かつての東京には35区あったと聞けば、驚きかもしれない。