日産ゴーン会長 役員報酬額は9年累計で90億900万円と開示
日産自動車のゴーン会長は、開示制度が始まった2010年3月期決算からの役員報酬額は、9年累計で90億900万円と開示。ストックオプションの記載は2018年3月期の三菱自動車工業4700万円のみだった。
東京商工リサーチ
| 2018/11/24
2018.11.24
会社経費による家族旅行なども、海外企業では経営者がある程度の金額を私的に使える契約を結ぶのが一般的。日産にこのような契約もしくは慣例があれば、特別背任罪や業務上横領罪で起訴するのは難しい。
東京地検特捜部も罰金刑で終わりそうな金商法上の報酬隠しは「本丸」ではなく、それを糸口に特別背任罪や業務上横領罪での立件を目指していると思われる。しかし、東京地検からは「容疑否認」以外の新たなリーク情報もなく、特別背任罪や業務上横領罪については攻め手を欠く状態のようだ...
日産自動車のゴーン会長は、開示制度が始まった2010年3月期決算からの役員報酬額は、9年累計で90億900万円と開示。ストックオプションの記載は2018年3月期の三菱自動車工業4700万円のみだった。
日産の無資格者による検査不備をはじめ、神戸製鋼所、三菱マテリアル、東レの品質データの改ざんと、次々に企業の不正問題が発覚している昨今。企業不正の根本原因から、企業の社会的な役割について再考します。