マヨネーズ、ドレッシングで国内最大手のキユーピー<2809>は、M&A戦略を通じて事業ポートフォリオの最適化と持続的成長の実現を図っている。特に、国内の成熟市場における経営効率化と、成長が見込まれる領域への投資加速を両輪とする経営を本格的に始動させており、M&Aはこの戦略を推進する重要な手段となっている。
キユーピーの売却案件は、主に非中核事業からの撤退や事業効率化・再編を目的としたものだ...
不動産大手の住友不動産は、2026年3月期から2028年3月期までの3カ年の中期経営計画の中で、新たな好球必打投資やM&Aなどに2600億円を投じる計画を打ち出した。
国内水産大手のマルハニチロ。日本食ブームで海外の水産物市場が活況を呈しているのを受け、M&Aによるグローバル展開を進めてきた。2021年の買収を最後に鳴りを潜めていた同社が、満を持してM&Aに乗り出している。今後のM&A戦略はどうなるのか?
TOPPANホールディングスは凸版印刷の持ち株会社制への移行に伴い2023年10月に誕生し、間もなく1年半となる。印刷最大手として知られるが、事業範囲は印刷の枠を大きく超える。M&Aでは先に、同社として過去最大の買収を発表したばかりだ。
貸会議室大手のティーケーピー(TKP)がコロナ禍による苦境を潜り抜け、成長軌道への回帰を鮮明にしつつある。既存事業の拡張と周辺事業への展開を旗印にM&Aも再開し、年間2件のTOB(株式公開買い付け)を繰り出した。