インターネット通販は世界のどこからでも24時間・365日利用でき、実店舗では陳列しきれない豊富な品ぞろえが強みだ。一方で、実際に手に取って確かめるという実店舗では当たり前のことができない。すでに使用経験がある日用品はともかく、玩具や家電のような「手触り感」が購買行動を左右する商品では大きな弱みになる。
かつてのアマゾンは、そうしたショールーム店舗の役割を、競合相手である小売業の実店舗に事実上押し付けていた。顧客は街の実店舗で商品を手に取り、価格の安いアマゾンで注文してくれたのだ...
東レがオランダの炭素繊複合材料メーカ―・テンカーテ・アドバンスト・コンポジット・ホールディングを買収することになった。取得額は約1230億円で、東レにとって過去最大だ。他の炭素繊維メーカーも強化策を打ち出しており、競争は過熱気味。勝敗を分けるのは何か。
日本電産は創業者の永守重信会長兼社長が社長を外れ、吉本浩之副社長が社長に昇格する人事を決めた。永守氏の強力なリーダーシップと巧みなM&A戦略で精密小型モーターの世界的企業に躍進した同社。そんなカリスマ経営者が見込んだ吉本新社長とは。
日本ペイントホールディングスに緊急事態が発生した。筆頭株主でシンガポールの塗料大手、ウットラムグループが新たに取締役6人の選任を求める株主提案を突き付けた。3月の定時株主総会に向けて委任状争奪戦に発展する可能性もある。
2018年の干支は戌(いぬ)。全国の法人270万社のうち、戌年の設立法人は17万155社あることがわかった。最も古い企業は1886年(明治19年)創業の外装・床タイル製造の陶榮(愛知県)と、琶湖遊覧などを手掛ける琵琶湖汽船(滋賀県)の2社。他には日本ペイント、三菱製紙、森永製菓、富士フイルム、ソニー、カシオ計算機、京セラ、吉野家、三菱自動車工業、日本郵政などだ。