【日立製作所】危機から一転好調へ。選択と集中にM&Aを活用
20年以上におよぶ苦しい時代を乗り越えて事業改善を続け、日本のほかの電機メーカーが苦戦する中、見事に業態転換を図ってきた日立。M&Aを活用してきた再編をみていこう。
M&A Online
| 2016/1/8
2016.01.08
13年3月期からは黒字転換し、15年3月期は医薬品製造部門で18億8000万円の営業利益を計上するまでにった。本業である調剤薬局事業の伸びにかき消されてしまいがちだが、医薬品製造部門も着実に成長している。
10年3月期に売上構成で5%しかなかった医薬品製造部門が15年3月期には14%にまで成長している(部門間売上相殺前の割合)。まさに執念である(下図参照)...
20年以上におよぶ苦しい時代を乗り越えて事業改善を続け、日本のほかの電機メーカーが苦戦する中、見事に業態転換を図ってきた日立。M&Aを活用してきた再編をみていこう。
エア・ウォーターは、近年、祖業以外の農業・食品関連事業へ本格参入へ。これまでのM&Aの道のりを辿る。