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東芝の「1株5000円」は安いか 企業価値評価の難しさ

東芝の「1株5000円」は安いか 企業価値評価の難しさ

東芝がCVCから買収提案を受けた提示価格は、1株当たり5,000円。東芝の企業価値を評価するにはコングロマリットディスカウントを考慮する必要がある。提示価格が妥当なのか、証券アナリストの立場で評価の難しさも解説しながら検証してみたい。

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【中小企業のM&A】「売手が80歳の高齢者」「小が大を譲り受ける」…M&A成約事例・PART2

【中小企業のM&A】「売手が80歳の高齢者」「小が大を譲り受ける」…M&A成約事例・PART2

前回に引き続き、顧客向けセミナーや金融機関向け勉強会でのリクエストが多い「成約事例」について書いてみたい。「売手が80歳の高齢者」「小が大を譲り受ける」「地域資源を若者が引き継ぐ」という3つのケースを紹介する。

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すし店の倒産が5年ぶりに増加 「スシロー」「くら寿司」は回復傾向

すし店の倒産が5年ぶりに増加 「スシロー」「くら寿司」は回復傾向

すし店の倒産件数が、2020年度(2020年4月~2021年3月)に前年度比1.45倍の32件に上り、2015年度以来5年ぶりに増加に転じた。倒産の多くは小・零細店で、客足の戻りつつある大手のチェーン店との明暗が鮮明になってきた。

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【2021年第1四半期】日本企業M&A公表案件ランキング

【2021年第1四半期】日本企業M&A公表案件ランキング

2021年第1四半期(1-3月期)の日本関連M&A公表案件は4兆円と2018年以降の減少傾向からプラスに転じた。全体の案件数は1033件と、1-3月期ベースで1000件を突破するのは1980年の集計開始以来、3度目となった。

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「銀行主導にさせない事業承継のススメ」|編集部おすすめの1冊

「銀行主導にさせない事業承継のススメ」|編集部おすすめの1冊

「融資を受けて事業承継するしかない」と思い込んでいる社長に、セカンドオピニオンを提供し、銀行が提案する方法が唯一ではなく、他にも方法があることを示すのが本書の目的だ。事業承継手法の解説書ではなく、小説のような雰囲気を持つ。

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くすぶる「第3次緊急事態宣言」発令、効果は期待できるのか?

くすぶる「第3次緊急事態宣言」発令、効果は期待できるのか?

「まん延防止等重点措置の効果が薄ければ、緊急事態宣言を検討するのは当然だ」。新型コロナ対策分科会の尾身茂会長は「第3次緊急事態宣言」発令の可能性があることに言及した。だが、問題は宣言が「出るか」ではなく、それで「感染拡大を抑え込めるか」だ。

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日立が1兆円で買収する米グローバルロジックは高い買い物か

日立が1兆円で買収する米グローバルロジックは高い買い物か

日立が兆円超で買収する米グローバルロジック、2021年予想調整後EBITDAで37.4倍という高水準です。市場では高すぎる買い物であると評価された模様で株価が続落しました。今回の買収が高値掴みなのか検証してみたいと思います。

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トップの座の行方は?「イオン」と「セブン&アイ」コロナ禍の中での攻防

トップの座の行方は?「イオン」と「セブン&アイ」コロナ禍の中での攻防

国内流通首位のイオンと同2位のセブン&アイ・ホールディングスの2021年2月期の決算がでそろった。両社ともにコロナ禍で減収減益が避けられなかったものの、いずれも回復傾向が現れている。

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「渋沢栄一」が創立…東京商工会議所|ビジネスパーソンのための占星術

「渋沢栄一」が創立…東京商工会議所|ビジネスパーソンのための占星術

NHK大河ドラマの主人公として、今年は空前の「渋沢栄一」ブームが到来している。渋沢は生涯に500社を超える企業・団体の設立にかかわったとされるが、その一つが初代会頭を務めた東京商工会議所。東商の活動や役割を西洋占星術の観点から眺めてみると。

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いま話題の”ハッキング”を扱った92年の映画『スニーカーズ』

いま話題の”ハッキング”を扱った92年の映画『スニーカーズ』

『スニーカーズ』は”ハッキング”をテーマに扱ったクライム・アクション/サスペンスです。92年とIT黎明期の作品ですが、ロバート・レッドフォードやリバー・フェニックスなど豪華なキャストが繰り広げる手に汗握る展開で、今観ても十分楽しめます。

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自転車「あさひ」が純利益倍増の47億円 コロナ禍で三密回避

自転車「あさひ」が純利益倍増の47億円 コロナ禍で三密回避

自転車専門店を展開しているあさひ<3333>は4月5日、2021年2月期(単体)が売上高、純利益ともに過去最高を更新したと発表した。コロナ禍でも「密」を避ける自転車需要が増加し、特にスポーツや子供向け、電動アシストの自転車が伸びた。

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大学発ベンチャーの「起源」(30) Kyoto Robotics ー 日立が惚れこんだスタートアップ

大学発ベンチャーの「起源」(30) Kyoto Robotics ー 日立が惚れこんだスタートアップ

Kyoto Roboticsは、作業ロボットの目となる「3次元ビジョンシステム」や頭脳となる「AI制御システム」の技術開発を手掛ける立命館大学発のベンチャー企業。同大情報理工学部の徐剛教授が、2000年に「三次元メディア」として設立した。

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東京・池之端「水月ホテル鷗外荘」 クラウドファンディングが拓く活路|産業遺産のM&A

東京・池之端「水月ホテル鷗外荘」 クラウドファンディングが拓く活路|産業遺産のM&A

明治期の文豪・森鷗外の旧邸が残る水月ホテル・鷗外荘。2020年5月末、新型コロナ感染症の影響もあって閉館したが、ホテル内に残る旧鷗外邸(鷗外荘)はクラウド・ファンディングに活路を見いだした。

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ワタミ渡邉会長の長男がCFO就任、事業承継への布石か

ワタミ渡邉会長の長男がCFO就任、事業承継への布石か

ワタミの事業承継が着々と進んでいます。4月1日、長男の将也氏が取締役CFOに就任し、渡邉会長、清水社長に次ぐ第3のポジションを揺るぎないものとしました。脱ワタミへと転換した清水体制でしたが、渡邉会長の復帰で和民色が再び強くなりました。

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「ダスキン」宅配ピザ破談の理由は?

「ダスキン」宅配ピザ破談の理由は?

ダスキンは宅配ピザ事業の取得を中止する。ミスタードーナツに次ぐフード事業の柱に育成することを目指し、2020年11月に取得を終える予定だった。宅配ピザ事業の取得が破談になった背景には何があるのだろうか。

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安心、安全な「旅行プラン」需要を喚起できるか

安心、安全な「旅行プラン」需要を喚起できるか

新型コロナウイルスの新規感染者数が増加傾向にある中、旅行ニーズの取り込みに向けた動きが活発化してきた。近畿日本ツーリストコーポレートビジネスや日本旅行、JALなどがPCR検査サービスの提供を始めた。

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【JVCケンウッド】巧みなM&Aで長期低迷からの浮上を目指す

【JVCケンウッド】巧みなM&Aで長期低迷からの浮上を目指す

2008年に日本ビクターとケンウッドが統合して誕生して以来、波乱万丈の経営が続いてきたJVCケンウッド。2020年3月期の売上高は約2913億円と、経営統合時の約8200億円に比べ3分の1近くまで縮小している。巻き返しのカギはM&Aだ。

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【M&Aランキング】1~3月期 企業別の件数・金額上位は?

【M&Aランキング】1~3月期 企業別の件数・金額上位は?

コロナ禍の状況が続く中、M&A戦線も2021年の第1コーナーを終えた。M&A Online編集部が1~3月の企業別のM&A件数(適時開示ベース)を調べたところ、製造系派遣大手のアウトソーシングが5件と最も多かった。同社は2020年に年間5件のM&Aを手がけたが、これに早くも並んだ。

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新型コロナ不況が生み出した「K字型」の景気回復ってなんだ?

新型コロナ不況が生み出した「K字型」の景気回復ってなんだ?

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の第4波襲来が確実な情勢になったが、長期化するコロナ禍に伴い国内景気はかつてない動きを見せている。それが「K字型」の景気回復だ。よく聞く「V字回復」や「L字回復」ではない「K字型」とは何か?

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企業価値評価の代表格「DCF法」はどんなもの?

企業価値評価の代表格「DCF法」はどんなもの?

DCF(ディスカウントキャッシュフロー)法とは、証券投資や不動産投資における収益性を判断するときに用いられる評価手法の一つですが、M&Aにおける企業や事業の価値を評価する代表的な手法でもあります。

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【3月M&Aサマリー】94件、2カ月連続で13年ぶりの高水準が続く

【3月M&Aサマリー】94件、2カ月連続で13年ぶりの高水準が続く

2021年3月のM&A件数は94件と前年同月を6件上回り、3月として2008年以来13年ぶりの高水準を記録した。前月比では1件減。2カ月連続で90件台に乗せるのも13年ぶり。1都3県の緊急事態宣言の延長と重なったが、むしろ勢いを増した形だ。

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「ローソン」売り上げを下方修正 食品スーパーとの明暗くっきり

「ローソン」売り上げを下方修正 食品スーパーとの明暗くっきり

コンビニ大手のローソンが、2021年2月期の業績予想を修正した。新型コロナウイルスの感染症拡大の影響で売上高が想定よりも下回り、前回公表比0.6%減の6660億100億円に留まる見込みだ。

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自社不動産売却ブームから透けて見える日本企業の「行動変容」

自社不動産売却ブームから透けて見える日本企業の「行動変容」

大企業の不動産売却が進んでいる。新型コロナウイルス感染症拡大による業績不振によりやむなく手放すケースが目立つが、一方で業績とは関係なく不動産を売却する動きも出てきた。大企業の自社不動産に対する「行動変容」が起こりつつあるようだ。

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旧東芝メモリのキオクシア、「上場」か?それとも「買収」か?

旧東芝メモリのキオクシア、「上場」か?それとも「買収」か?

旧東芝メモリのキオクシアホールディングスは新規上場するのか、それとも買収されるのか?見方は真っ二つに分かれている。東芝再生のために新規株式公開(IPO)を目指したキオクシアは「方向転換」するのか?

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経産省、アイシンの事業再編計画を産業競争力強化法に基づき認定

経産省、アイシンの事業再編計画を産業競争力強化法に基づき認定

経済産業省は3月31日、アイシン精機から提出されていた事業再編計画を産業競争力強化法の規定に認定した。今回の認定で、アイシンは不動産の所有権移転登記などに係る登録免許税の軽減措置を受けることが可能となる。

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