東京五輪スケボ表彰式で見切れて話題になった「ホウスイ」とは?

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日本選手の金メダルラッシュに沸く東京五輪のスケートボード競技で、思わぬ企業が有名になった。その会社は五輪のスポンサーではなく、選手の所属企業でも競技用品を生産している企業ですらない。ただ金メダル授与の表彰式中継で本社が見切れただけである。その会社はホウスイ<1352>、東証1部上場企業だ。一体、どんな会社なのか?

設立当初は東京湾での漁業を営む

屋外で開かれた表彰式の背景に社名を掲げた同社社屋が映り、SNSで「ホウスイって何の会社?」「気になる」との投稿が相次いだ。同社について調べようと、ホームページへのアクセスが集中した。

NHKによると男子ストリートの堀米雄斗選手と女子ストリートの西矢椛選手がそれぞれ金メダルを獲得した2021年7月25日・26日の午後は、ホウスイのホームページに一時つながりにくい状況になったという。ただ、業務への影響はなかったそうだ。

7月29日時点でも一部のページは「メンテナンス中」となり閲覧できない(同社ホームページより)

そのホウスイ、鮮魚や冷凍魚などの卸売りと冷蔵倉庫を手がける水産物の総合流通企業だ。1945年8月に、東京都日本橋区(現・中央区)で「報國水産」として設立。当初は東京湾内での沿岸漁業を手がけていた。4年後の1949年5月には、早くも東証上場を果たしている。

1970年7月にインドネシア、1972年7月にはパプア・ニューギニアで、それぞれ合弁会社を設立するなど(両社とも持ち分の全株式を売却済み)国際化を図った。1983年10月には北洋水産と合併、翌1984年8月に現在の「ホウスイ」へ社名変更している。

1991年11月には、事業の主軸を漁業から鮮魚買い付けへ移す。1996年3月に恵光水産を、1999年4月には日東シュリンプを、それぞれ買収。2001年1月に日東シュリンプが恵光水産を完全子会社化し、同4月にはその日東シュリンプをホウスイが吸収合併した。

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