トップ > ビジネスと経済 > 不祥事 >「いきなり地元企業と言われても…」大炎上中のビッグモーターに困惑の声

「いきなり地元企業と言われても…」大炎上中のビッグモーターに困惑の声

alt
ビッグモーター岩国店(山口県岩国市川西)

不祥事発覚で「岩国の企業」と知れ渡った

一方、同社創業者の兼重宏行前社長が「故郷を捨てた」とする一部報道については、「特に地元でいざこざがあったという噂は聞いたことがない。地元に不満や恨みを持っているのなら、人口が少なく中古車が飛ぶように売れるわけでもない岩国市内に大型店舗を維持する必要はないだろう。兼重さんが故郷を捨てたというのは、面白おかしく書かれた記事ではないか」(60代会社員)との見方がもっぱら。

同社ホームページでも「岩国市で創業した」と明記されており、前社長が地元に強い悪印象を持っているわけではなさそうだ。

今回の不祥事騒動で最も多かった地元の意見は「不祥事が明らかになってから、急に岩国市の企業だと報道されるようになった。業績が急成長していた時には一言も触れられなかったのに、ブラック企業だと批判されるようになってから岩国企業と強調されるのは心外」というもの。

ビッグモーターのような非上場企業の場合、社名に本社所在地を併記するのが通例だが、同社は2016年1月に東京都港区へ本社を移転しており、今さら「岩国市の企業」をアピールするのは確かに不自然ではある。「ビッグモーターの不祥事で岩国市のイメージが悪くならないか心配だ」(同)との声も多く聞かれた。

不祥事が収拾したら、ビッグモーターは間接的に「イメージダウン」させた岩国市に何らかの地域貢献をするのか?地元も注目している。

文:M&A Online

関連記事はこちら
追い詰められたビッグモーター、打開策は「事業譲渡」しかない
ビッグモーター、ハナテン<9870>をTOBで完全子会社化

NEXT STORY

アクセスランキング

【総合】よく読まれている記事ベスト5