ClouderaもAlteryxもバリュエーションを抑えてIPO

ここのところビッグデータ関連のIPOやM&Aが増えてきていますが、投資ブームで加熱したバリュエーションに調整が入っています。今年3月に株式公開したセルフサービス・データ解析プラットフォームのAlteryxについても、2015年10月に$85Mを調達した時の評価は$1B前後と報じられていたので、IPOおよび現在の時価総額はそれを若干下回っていることになります($126Mの公募を含めて$732M→初日11%上昇→現在$1B)。

ビッグデータ関連に限ったことではありませんが、スタートアップの資金調達環境はタイトになってきており、投資ブームの結果として類似企業がひしめく市場での競争は激化しています。ほとんどが先行投資による赤字経営を前提としているため、時価評価を下方修正してでも十分な資金を確保しなければなりません。そのようななかで比較的好条件で大手企業に売却できるのならM&AによるExitはリスクを回避する観点からも得策といえます。

ご参考 Clouderaに関する記事(米国IPO週報 外部リンク) http://wp.me/p2OjMe-m7 

最近のM&A案件

最近2~3週間で話題になったテクノロジー関連のM&Aは下記の通りです。
・AkornをFresenius Kabiが買収(ジェネリック医薬品;$4.3B)
・ViptelaをCiscoが買収(SD-WAN;$610M)
・JiveをAureaが買収(オンライン協業;$462M)
☆GuavusをThalesが買収(データ解析;$215M)
・Deco SoftwareをAirbnbが買収(アプリ開発ツール)
・Spoon UniversityをScripps Networksが買収(料理レシピ共有サイト)
・Outbound.ioをZendeskが買収(対顧客コミュニケーション)
・CrispinをSonyが買収(放送局向けコンテンツ配信管理)
・BirstをInforが買収(ビジネスインテリジェンス)
・TeleSignをBICSが買収(コミュニケーションPaaS)
・MediachainをSpotifyが買収(音楽配信 × ブロックチェーン)
・ExindaをGFI Softwareが買収(WAN最適化)

記事提供:TransCap