AKB48グループの握手会の運営会社が破産開始
AKB48グループの握手会などのイベント企画や運営を手掛けていたSLDKは5月19日、東京地裁から破産開始決定を受けた。負債総額は債権者8名に対して約4000万円。
~アクセサリーブランド「AGATHA PARIS」を展開~
アガタジャポン(株)(TSR企業コード:570944155、法人番号:4010401088183、港区六本木7-17-28、設立1989(平成1)年6月9日、資本金1000万円、上國料秀幸社長)は5月31日付けで、破産申請を瀬川千鶴弁護士(青南法律事務所、千代田区平河町2-7-4、電話03-6912-3900)ほか3名に一任した。
負債総額は10億2339万円(2020年12月期決算時点)。
フランスのアクセサリーブランド「AGATHA」の日本法人として、アクセサリーの輸入販売を手掛けていた。「AGATHA PARIS」のブランドで大手百貨店などに20店舗以上を展開。スコティッシュテリアのモチーフなどを利用した愛らしいデザインとリーズナブルな価格帯が人気を博し、20代から40代の女性を主な顧客としていた。
2003年8月期には売上高約16億5400万円をあげていたが、その後は百貨店の不振などから減収基調で推移。近年は不採算店舗の削減などに伴う赤字計上が続き、2016年12月期(決算期変更)には債務超過に転落。その後も減収に歯止めがかからず、2019年12月期の売上高は5億9495万円まで落ち込んでいた。
こうしたなか、新型コロナウイルス感染拡大による百貨店の休業や、外出自粛の影響を受け、2020年12月期の売上高は3億1332万円まで減少。厳しい事業環境が続くなか、再建に取り組んでいたフランスのグループ会社からの支援も得られず、日本法人の事業停止を決定し、今回の措置となった。
AKB48グループの握手会などのイベント企画や運営を手掛けていたSLDKは5月19日、東京地裁から破産開始決定を受けた。負債総額は債権者8名に対して約4000万円。
亀山湖カントリークラブ(君津市)を運営する東京ベイサイドリゾートが1月21日、千葉地裁に特別清算を申請した。スポンサーにリソルホールディングスを選定。ゴルフ場は新設会社が承継する。
かまぼこ小田原御三家の(株)丸う田代が10月1日、破産申請を弁護士に一任した。負債総額は24億2446万円(2020年3月期末時点)。4月の緊急事態宣言以降、厳しい経営が続いていた。