「AGATHA PARIS(アガタパリ)」日本法人が破産

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アガタジャポンプレスリリースより

~アクセサリーブランド「AGATHA PARIS」を展開~

 アガタジャポン(株)(TSR企業コード:570944155、法人番号:4010401088183、港区六本木7-17-28、設立1989(平成1)年6月9日、資本金1000万円、上國料秀幸社長)は5月31日付けで、破産申請を瀬川千鶴弁護士(青南法律事務所、千代田区平河町2-7-4、電話03-6912-3900)ほか3名に一任した。
 負債総額は10億2339万円(2020年12月期決算時点)。

アガタジャポン(株)のロゴ
アガタジャポン(株)のロゴ ©東京商工リサーチ

 フランスのアクセサリーブランド「AGATHA」の日本法人として、アクセサリーの輸入販売を手掛けていた。「AGATHA PARIS」のブランドで大手百貨店などに20店舗以上を展開。スコティッシュテリアのモチーフなどを利用した愛らしいデザインとリーズナブルな価格帯が人気を博し、20代から40代の女性を主な顧客としていた。

 2003年8月期には売上高約16億5400万円をあげていたが、その後は百貨店の不振などから減収基調で推移。近年は不採算店舗の削減などに伴う赤字計上が続き、2016年12月期(決算期変更)には債務超過に転落。その後も減収に歯止めがかからず、2019年12月期の売上高は5億9495万円まで落ち込んでいた。

 こうしたなか、新型コロナウイルス感染拡大による百貨店の休業や、外出自粛の影響を受け、2020年12月期の売上高は3億1332万円まで減少。厳しい事業環境が続くなか、再建に取り組んでいたフランスのグループ会社からの支援も得られず、日本法人の事業停止を決定し、今回の措置となった。

東京商工リサーチ「TSR速報」より

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