ゴルフ場も 埼玉・小川カントリークラブがコロナ関連倒産
小川カントリークラブは6月26日、東京地裁に民事再生法の適用を申請した。負債総額は約25億円。現在も営業は継続している。
公開日付:2020.07.03
新型コロナの影響で売上が減少、営業再開の目途立たず
「いきなり!ステーキ」などを展開する(株)ペッパーフードサービス(TSR企業コード: 292855524、墨田区、東証1部、ペッパーFS)は、連結子会社のKuni’s Corporation(本社米国、以下KC社)が、米国連邦倒産法第7章(日本の破産法に該当)に基づく破産を申請したことを7月3日、発表した。
負債総額は約3000万ドル(予定、日本円約32億円)。
KC社は、米国で「いきなり!ステーキ」を2018年までに11店舗展開していた。その後、業績不振のため7店舗を閉鎖し、残る4店舗はペッパーランチ事業に業態転換を進めていた。だが、新型コロナの影響で売上が減少し、3月18日から全店休業していたが、営業再開の目途が立たず、損失解消の見通しも立たないため、破産を選択した。
ペッパーFSは、今後の見通しを「約30億円の債権をKC社に対して有しているが、すでに2019年12月期以前の業績に反映済みで、現時点において重要な損失の追加計上は見込まれていない」としている。
同日、ペッパーFSは114店舗(予定)の閉店を決議したことを発表した。同時に、約200名の希望退職者の募集を7月6日から開始する。また、2020年12月期第1四半期の決算発表日を7月31日(金)とし、同時に第2四半期も発表する予定。
ペッパーFSが、分離した(株)JP(本社・墨田区)の手がけるペッパーランチ事業の譲渡価格は85億円だが、一定の売上高目標を達成することを条件として最大102億円に増額し、J-STAR(株)(TSR企業コード:296639117、千代田区)の関連会社に事業譲渡する。ペッパーFSは、「(事業譲渡で)財務内容は大幅な改善が可能となる見通し。資金繰りについても、当面の間、問題なく対応が完了」としている。
小川カントリークラブは6月26日、東京地裁に民事再生法の適用を申請した。負債総額は約25億円。現在も営業は継続している。
長野県千曲市の稲荷山温泉(株)は4月11日、事業を停止し破産手続きを申請した。負債総額は約6億3000万円(2019年3月期決算時点)。新型コロナウイルス感染拡大の影響で顧客数が激減していた。
一般社団法人自転車安全利用促進協会と関連会社2社は12月25日、東京地裁に民事再生法の適用を申請した。負債総額は一般社団法人自転車安全利用促進協会が約2億円で、関連会社を含めた3社合計約3億円。