クールビズの影響か ネクタイブランド「FAIRFAX」が民事再生へ

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※画像はイメージです Photo by Hunters Race on Unsplash

~ネクタイブランド「FAIRFAX(フェアファクス)」を展開~

 フェアファクスコレクティブ(株)(TSR企業コード:292083238、法人番号:6011001019972、渋谷区神宮前3-7-10、設立1976(昭和51)年8月、資本金1000万円、慶伊道彦社長)は9月19日、東京地裁へ民事再生法の適用を申請した。申請代理人は山形康郎弁護士(弁護士法人関西法律特許事務所、大阪市中央区北浜2-5-23、電話06-6231-3210)ほか。
 負債総額は約13億円。

フェアファクスコレクティブが入居するビル
フェアファクスコレクティブが入居するビル (c)東京商工リサーチ

 設立から40年以上続く服飾品販売会社で、ネクタイをはじめシャツ、スカーフなどを取り扱っていた。自社ブランド「FAIRFAX(フェアファクス)」を主力に展開。百貨店やセレクトショップ向けの卸売のほか、オンライン経由での直販も手掛けていた。ネクタイはイギリスやイタリア製の上質な生地を使い、日本で縫製(外注)するなどのこだわりが好評で、ピークの2008年7月期には売上高約19億7700万円をあげていた。

 しかし、近年はクールビズの影響などで主力のネクタイ販売が伸び悩み、2019年1月期(決算期変更)の売上高は約15億3800万円まで落ち込んだ。シャツをはじめネクタイ以外の商品の販売にも注力したが、業況は改善せず、今回の措置となった。
 債権者向け説明会を9月25日午後1時30分より「TKP日本橋カンファレンスセンター」(東京都中央区)で開催予定。

東京商工リサーチ「TSR速報」より

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