~「AKUBI」の名称で電力やインターネット接続サービスを展開~

 あくびコミュニケーションズ(株)(TSR企業コード:014228572、法人番号:3011001104397、渋谷区道玄坂1-19-2、設立2015(平成27)年3月、資本金2000万円、佐竹雅哉社長)と関連の(株)カステラ(TSR企業コード:025604422、法人番号:2430001074741、札幌市中央区南一条西4-5-1、設立2017(平成29)年8月、資本金300万円、渡辺大也社長)は2月28日、東京地裁から破産開始決定を受けた。破産管財人には佐長功弁護士(阿部・井窪・片山法律事務所、中央区八重洲2-8-7、破産管財人問合せセンター0120-941-916)が選任された。
 負債は現在調査中だが、数億円に達するもよう。

 あくびコミュニケーションズは、電気供給の「AKUBIでんき」、インターネット接続サービスの「AKUBI光」や「AKUBI NET」、携帯端末向けのMVNOサービス「AKUBI Mobile」を展開。設立当初は介護事業を主体としていたが、通信事業を強化。2017年には電力小売事業に本格進出し、2018年2月期は売上高28憶7908万円をあげていた。
 しかし、「電気料金の総額が毎月5%安くなる」などと告げながら、実際は一部しか安くならなかったため、2019年4月、特定商取引法違反で消費者庁が一部業務停止命令を出した。また、2019年12月から数カ月分の料金の前払いを条件とする「まとめ割」を、利用者に情報提供をせずに1336件の顧客に適用し、7752万円を過大に徴収していた。このため2020年2月28日、総務省は電気通信事業法に基づき当社に対して業務改善命令を出していた。
 カステラも通信サービスなどを手掛けていたが、あくびコミュニケーションズに連鎖した。
 なお、破産管財人によると、「早ければ3月末頃には、電気の供給・インターネット接続サービス・通信サービスの提供が停止することが見込まれる」という。

東京商工リサーチ「TSR速報」より