業歴320年を誇る山形県唯一の百貨店「大沼」が破産
業歴320年を誇る山形県唯一の百貨店「大沼」を運営する(株)大沼は1月27日、関連会社とともに山形地裁に破産を申請し同日、破産開始決定を受けた。
~BMX販売店の老舗「BMX RIO」を経営~
(株)マキコーポレーション(TSR企業コード:293537402、法人番号:3010901011265、世田谷区瀬田4-24-2、蒔田潤一社長)は1月22日、東京地裁から破産開始決定を受けた。破産管財人には森利明弁護士(光樹法律会計事務所、千代田区丸の内2-5-2、電話03-3212-5747)が選任された。
負債総額は債権者約20名に対して約1億2000万円。
代表者が1985年に自転車販売店「BMX RIO」の屋号で事業を開始。BMXを中心にマウンテンバイクやクロスバイクなどの自転車を取り扱い、ファンを中心に一定の支持を得ていた。競技人気の高まりなどを追い風に、2001年9月期には売上高1億3300万円をあげたものの、その後は近郊での競合店の増加や競技人口の伸び悩みなどから売上は減少傾向で推移。2013年9月期の売上高は約6000万円まで落ち込んでいた。
近年は、初心者を対象にしたスクールを開講するなど業況の改善を図っていたが、金融機関への返済が滞るなど厳しい資金繰りが続いていた。経営も限界に達したことから2019年4月に店舗を閉鎖して事業を停止、今回の措置となった。
業歴320年を誇る山形県唯一の百貨店「大沼」を運営する(株)大沼は1月27日、関連会社とともに山形地裁に破産を申請し同日、破産開始決定を受けた。
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