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ほの国百貨店が特別清算を申請 2020年3月に閉店していた

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名古屋地方裁判所(愛知・豊橋)

~東三河地区唯一の百貨店~

(株)ほの国百貨店(TSR企業コード:512053081、法人番号:7180301009666、豊橋市駅前大通2-10、設立2010(平成22)年8月、資本金2000万円、代表清算人:林恭吾氏)は6月1日、名古屋地裁豊橋支部へ特別清算を申請した。申請代理人は原直義弁護士(山下・渡辺法律事務所、東京都千代田区丸の内3-4-1、電話03-5208-1026)。
 負債総額は19億3771万円(2020年2月期決算時点)。

 老舗百貨店の(株)丸栄(TSR企業コード:400062445、法人番号:3180001040644、名古屋市中区)の子会社で、1971年8月に設立された(株)丸栄豊橋(TSR企業コード:510028241、豊橋市)が前身企業。
 消費低迷や流通の多様化などで経営不振に陥り、親会社が複数回にわたり交代。2012年3月、事業を引き継ぎ、現商号で再スタートした。しかし、天候不順による衣料品の不振や、近年ではインターネット通販や郊外型ショッピングモールの台頭により、業績改善が進まず、2019年2月期は売上高約50億1800万円にとどまり、3期連続の赤字で債務超過に転落。
 百貨店の建物老朽化も重なったため2019年11月、2020年3月に閉店することを発表。閉店発表後は来店客が増加し、2020年2月期の売上高は約54億7300万円と増収に転じた。しかし、利益は改善せず赤字が続き、2020年3月15日に百貨店を閉店した。
 5月25日開催の株主総会の決議で解散し、今回の措置となった。

東京商工リサーチ「TSR速報」より

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