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【企業力分析】君の名は。・・・東宝

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高収益企業の秘訣は?

増収・増益が着実です。純粋増分を見ると、売上高総利益率、売上高営業利益率、売上高経常利益率 も共に軒並み改善しています。売上高経常利益率は 18.51%と、他の業種と比べても高収益企業である と言えます。

安定した改善・高い利益率を支えているのは一体何でしょうか。

営業効率を改善させる効果のある生産効率の各下位指標・その関連項目を調べてみました。

(開示基準により、人件費合計に集計できない費目が存在する可能性があります。)

通常増収であれば従業員数は増加します。増益ならなおさらですが、東宝㈱の総従業員数はむしろ減っています。そのため1人当たり売上高、1人当たり売上総利益、1人当たり経常利益も共に増加しています。1人当たり経常利益は7,452,536円と2012年に比較して2.5倍になっています。

人件費の推移をみるとほとんど増加しておらず、増収であることから人件費率は改善しています。

平均年間給与、平均年齢の2つは東宝㈱単体のデータですが、ほとんど変わっていません。平均年齢は、人の出入りの多い会社は激変することが多いのですが、東宝㈱では39才前後で安定しています。まるで、入社してきちんと仕事を覚え、会社に貢献して、定年が来たら円満退職。先輩達の努力の上に更に努力を積み重ねて、結果を残しています、と言っているようです。

東宝㈱は、映画事業(売上割合66.0%)、演劇事業(同6.5%)、不動産事業(同27.1%)及びその他の事業(同0.4%)を展開しています。各事業の売上高営業利益率は、映画事業は17.23%、演劇事業は23.25%、不動産事業23.81%及びその他の事業3.08%です。映画事業に対する外部環境の厳しさは早い時代にはじまり、その中で生き残りをかけて努力されてきたのでしょう。

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