B‐Lab(神戸市)は水に溶けない物質を高濃度で水に溶かす技術を開発する甲南大学発ベンチャー。同大フロンティアサイエンス学部の甲元一也教授が自らの研究成果を実用化するため、2023年1月に設立した。
甲元教授は人間が生きられない過酷な環境でも生存できる極限環境生物が環境に適応するために利用する老廃物の機能を研究している。研究で合成した誘導体の1つが、細胞内の生体分子の活性や安定性を高める機能を持つことに気づいた...
オリシロジェノミクスは、立教大学初のバイオ医療ベンチャー。同大理学部生命理学科の末次正幸教授が開発した細胞を使わず長いDNAを効率的に合成する技術(セルフリー長鎖DNA合成技術)に関する研究成果を実用化するため、2018年12月に創業した。
カナルウォーターは、公立諏訪東京理科大学発の健康機器開発ベンチャー。同大院工学・マネジメント研究科の博士課程を修了した小須田司同大客員准教授が創業した。ヘルメットに取り付ける小型センサーを利用して熱中症のリスクを感知するシステムを開発した。
Chordia Therapeuticsは、京都大学発のがん領域に特化した研究開発型バイオベンチャー。武田薬品工業が研究体制を再編するのに伴い、6人の元同社研究者によって2017年10月に設立。設立と同時に第三者割当て増資に成功している。
TRUST SMITHは、東京大学発の人工知能・ロボティクスベンチャー。東大で機械工学の研究をしていた大澤琢真社長が、2019年1月に設立した。数理アルゴリズムに基づく最先端のテクノロジーを駆使して、製造・物流業の課題解決に取り組んでいる。