2024年6月28日、中小企業庁は、中小企業の事業承継・M&Aに関する検討会を設置し、第1回検討会を開催しました。
中小企業庁は、これまで「事業承継ガイドライン」の策定(2006年6月)・改訂、「中小企業の経営資源集約化等に関する検討会」の設置(2020年11月)、「中小M&A 推進計画」の策定(2021年4月)等を行ってきました。一方で、高齢経営者の割合の高止まりの状況、地域機能を担う小規模事業者の事業承継が十分に進んでいない現状等を踏まえると、承継の形態にとらわれずに、中小企業の事業承継・M&Aの円滑化や、それを契機とした成長の実現の総合的な検討を進める必要性が高まってきており、中小企業庁は、事業承継・M&Aをより一層推進するための必要な施策の方向性を検討するために、「中小企業の経営資源集約化等に関する検討会」を改組し、本検討会を設置しました。
本検討会では、(1)事業承継・M&Aを契機とした成長支援、(2)事業承継・M&Aの更なる促進に向けた体制強化、(3)M&Aの環境整備に向けた取組の継続、の3つの方面から、主要課題及び取組の方針案を示しており、具体的には、事業承継税制の最大限の活用促進、後継者支援の強化、中小企業グループ化の更なる推進等、13の方向性案が示されています。
中小企業のM&Aについては、中小企業庁が中小M&Aガイドライン(第2版)を公表しており(2023年9月)、また、経済産業省が中小企業のPMIを促進する実践ツール・活用ガイドブック・事例集を公表している(2024年3月)とおり、近時、中小企業の事業承継・M&Aの活発化に向けた政府主体の支援が行われています。本検討会の今後の動向にも引き続き注視が必要と考えられます。
パートナー 大石 篤史
アソシエイト 上村 莉愛
中小企業庁は、中小M&A ガイドラインの初版の公表から3年程度経過し、新たに見えてきた課題に対応するため、2023年9月、中小M&A ガイドラインの改訂版を公表しました。
経済産業省は、2023年3月28日、「買収提案に関する当事者の行動の在り方等に関する指針」の原案を公表しました。
経済産業省は、2022年11月18日、「公正な買収の在り方に関する研究会」を立ち上げました。買収提案に対する当事者の行動の在り方や、買収防衛策の在り方等について検討を行うことが予定されています。
買収防衛策を巡って活発な議論が行われるのは、日本の買収やその防衛策の法理は欧米とは異なるため、当然であり、今後のM&Aマーケットの発展のためには有益なことであると思われる。
2022年9月16日、経済産業省は「スピンオフの活用に関する手引」の改訂版を公表しました。今回の改訂ではスピンオフを行う際に活用できる施策や実務上の論点となり得る事項を中心に内容が追加されました。
米国デラウェア州の判例法は日本の判例法と異なり、買収防衛策の導入・発言を「取締役会」のみで決するが、買収防衛策の適法性はどのように判断しているか。
東証スタンダード上場のジャストプランニング株でインサイダー取引をしたとして、金融庁は5月26日、都内の男性会社役員に課徴金1922万円の納付を命じた。
デラウェア州最高裁判所はこれまで、デラウェア州のコモン・ローにおいて、当事者の合意が無い場合にサンドバッギングが認められるか否かについて判断していませんでした。
証取監視委員会は1月28日、レオパレス21の社員から伝達された第三者割当増資の情報を基にレオパレス株のインサイダー取引を行ったとして、情報受領者に課徴金1850万円の納付命令を発出した。
中国データセキュリティ法(DSL)が2021年9月1日に施行され、中国当局の事前承認なしに、外国の司法機関や法執行機関へのあらゆるデータの移転を含む、中国国外へのデータ移転が規制されます。
米国では2020年に実施されたIPO全体の5割強がSPAC(Special Purpose Acquisition Company)の上場であり、日本でも実現を望む声が多数聞かれていたところです。