2023年9月8日から10月28日までフランスで、ラグビーワールドカップ2023が開催される。同大会は男子のナショナルチームの世界大会で、4年ごとに開催されており、フランス大会が10回目となる。日本チームは世界ランキング10位で、この大会での活躍が期待されている。
そうした中、ラグビー神社として注目を集めそうなのが、大阪府東大阪市にある春日神社(通称:吉田春日神社)だ。1929年に完成した日本初のラグビー専用スタジアムで、全国高校ラグビーの会場として知られる花園ラグビー場(正式名称:東大阪市花園ラグビー場)に近いことから、選手やファンが必勝祈願に訪れるようになった。
もともとは、旧河内郡吉田村の鎮守社で、奈良市の春日大社から四柱神を勧請(神の分身、分霊を他の地に移して祭ること)したと伝えられている。ちなみに春日神社は全国に1000社ほどあり、いずれも春日大社を総本社としている。
吉田春日神社の本殿には、木製の大きなラグビーボールがあり、本殿横にあるゴールポストとラグビーボールをイメージしたモニュメントの下をくぐり抜け、このラグビーボールにタッチして参拝すると願い事がかなうと言われている。
近鉄奈良線の河内花園駅から徒歩8分ほどの距離で、ここから花園ラグビー場までは徒歩10数分。
実は日本にはラグビー神社と呼ばれる神社がいくつかあり、京都市にある下鴨神社(正式名称:賀茂御祖神社)もその一つ。同神社の歴史は古く紀元前にまでさかのぼるという。110年ほど前にこの地で関西初のラグビーが行われたことから、ラグビー神社と言われるようになった。
文:M&A Online編集部